「産廃焼却停止求め公害調停へ──所沢の住民」



〜朝日新聞1998/10/20朝刊〜

 産業廃棄物の焼却炉が原因でダイオキシンに汚染されたとして、埼玉県所沢市の住民は19日、産廃業者に焼却停止を求めるとともに、業者と県に健康調査の実施を求めて、公害調停を申請する方針を明らかにした。所沢市周辺には産廃業者が集中し、県や摂南大学の研究グループの調査ではダイオキシンの土壌汚染が進んでいる。

 申請相手は、産廃業者20社と県。焼却業務の即時停止のほか、焼却炉新設の停止、周辺の環境調査や住民の健康調査の実施などを求めている。12月中旬をめどに、県公害審査会に申請する。

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