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「環境ホルモンの全体像の理解へ」

東京で国際シンポ



〜沖縄タイムス1998/06/29夕刊・社会〜

 内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)問題の全体像を、日常生活と関係の深いものを中心に広く理解してもらおうという「内分泌かく乱化学物質をめぐる生活と食の安全についての国際シンポジウム」(日本食品化学学会主催)が29日、東京・国連大学本部で2日間の日程で始まる。
 人体や野生生物への影響解明に取り組む研究者や化学物質行政の担当者ら約25人が講師となり、

    @水や大気、食品、食器の環境ホルモン
    A人の健康への影響
    B政府や国際機関の動き

などのテーマについて講演や討論が行われる。
 海外からは、数万種類の化学物質の中から環境ホルモンを選別するための調査研究に取り組んでいる経済協力開発期間(OECD)と米環境保護局(EPA)、人体への影響に関する知見をとりまとめている世界保健機関(WHO)の担当者とも参加。作業の進展状況などを報告する予定だ。

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