「塩ビのおもちゃはいらない」。七夕の日の７日、塩化ビニール製おもちゃなどに反対する母親や市民団体のメンバーらが、メッセージ入りの短冊をつり下げたササを手に厚生省までデモ行進した。

　環境保護団体グリーンピース・ジャパンや、アトピーの子供を持つ母親の団体などが呼び掛け、午前11時半に約40人が東京都千代田区の日比谷公園に集合「安全なおもちゃで遊びたい」「アトピーは嫌」などとシュプレヒコールを繰り返しながら、約30分かけて厚生省まで歩いた。

　塩ビ製品は焼却の際にダイオキシンを発生し、母乳の汚染が問題になっていることから「安心できるオッパイください」と書いた横断幕も。参加者らは正午過ぎに厚生省前に到着。塩ビおもちゃの廃止や母乳検査などを求める要望書を読み上げた。