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Q1.赤ちゃんに母乳は与えていいですか

A1.難しい質問です。お医者さんに聞いてみました。
「本当に大変な時代になりました。母乳がダイオキシンに汚染されているのは事実です。それも世界でもトップクラスですから頭が痛いです。1993年にも母乳のダイオキシン汚染が問題となりました。それ以来たいした対策もデータも蓄積されていません。今回だけはただの不安に終わらせたくありません。ですから一般的な回答しか出来ませんが、お母さんがたの協力をお願いします。」

1.ダイオキシンは内分泌撹乱物質というところから知ってください。
単なる毒物ではありません。もちろん世界最高の猛毒ですがその作用量までは汚染されていません。
 ですから従来の毒物摂取とは違います。ご安心ください。

2.内分泌撹乱物質としては一番重要なのは母体内での影響です。
一番その作用を敏感に受けるのは実は胎児の時代です。
 受胎して4−5週めには生殖器がメス型から男性と女性型の生殖器に分化していきます。このとき作用すると不完全型の生殖器になります。生れて母親の役割つまり妊娠できない体になります。男性では外性器が未発達で夫婦関係がうまく出来なかったり、精子の産生不全などです。ひどくなれば、流産になってしまいます。
 その時期を過ぎると、脳の成長を女性・男性型にしていくために欠かせない女性ホルモンと男性ホルモンとのバランスをくずし、生れてからオスに近い女性やメスに近い男性となってしまいます。
 そのあとは免疫など体を作っていくに必要な甲状腺ホルモンのバランスを崩し体質の弱い、ビールスに感染し易い子やアレルギー体質の子供になります。
 まだまだ影響はあるはずですが、なにぶんにも胎児内分泌学は未開拓の分野で正確なデータ、学問の蓄積が不足しています。
ですからこそお母さんがたの協力が必要なのです。

3.母乳を与えていいか
 子供さんが生れて外性器がきちんとし、五体満足であれば一安心です。
ですが赤ん坊の時代もダイオキシンに影響されます。胎児のときほどではありませんが、子供の成長にホルモンは重要な働きをします。
 成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなどなどが必要です。出来るだけダイオキシン汚染のない母乳を与えたいですね。

 しかしどれぐらい汚染されているかも分からず、解ったところでどんな影響がでるか予測できません。目に見える影響はないのですが、機能としての影響はどの程度か分かりません。
これが今の医学の現状です。

ですからお母さんがたにお願いしたのは
にかならず血液または、母乳のダイオキシン濃度を測定してください。
子供の将来のことを考えてデーターはとっといてください。
 ダイオキシンの測定は保険も利きません。測定する検査機関もほんのわずかですし、高額です。
お母さんたちの強い決意と行動が世の中を変えます。
今の不安な現状をバネにして、将来のお母さんたちの不安をなくしてあげようではありまんか。きっと保険診療に取り入れられ、検査費用も安くなります。
 どうも回答には程遠いのでドイツでの基準をお知らせします。
ですが哺乳をダイオキシンの面だけで決めないでください。哺乳は母親と子供の大切な絆作りです。哺乳を無理に止めるほうが赤ん坊の内分泌の正常分泌に影響しかえってダイオキシンの影響以上のことも考えられます。赤ん坊の時は全体的な全人的な関係の大切なこととして哺乳を考えてください。単に栄養を与えるのが哺乳ではありません。」

 との回答でした。お母さんがた前向きに生きてゆくことが大切ですね。

※参照:母乳に含まれるのダイオキシン問題について


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