4月29日本部港に大きなマッコウクジラが迷い込みました。
その日はゴールデンウイークとあって港はあっと言う間に見物人が集まり、交通整理のパトカーも出動しました。
   
   

護岸数メートル近くでは、体長14m親鯨(水族館副館長、長崎氏に後に聞いた話)のマッコウクジラが浮いて、潮は吹いているけど元気がないので、弱っているのかと一時私達も心配しました。
でも専門家によると迷って浅瀬に入ってしまいショックしてるだけだよ、と聞き安心しました。

翌日は、くじらも1日休んでどうしたものか考えたのでしょう、元気になりやっと深みを探して、珊瑚で傷ついた体ながら沖へと無事帰っていきました。

   
   

沖縄近海ではマッコウクジラとザトウクジラが見られます。
長崎氏によると、マッコウクジラは沖縄近海、小笠原近海、九州の一部に生息し、大王イカ等を好んで食べるそうです。
またザトウクジラは、遠いアラスカから越冬のため、2月から5月頃出産や子育てをしに沖縄のケラマ諸島に訪れて、ホエールウオッチング等も楽しませてくれます。

これから夏です、鯨のためにも皆で海を汚さないように心がけましょう。

   
 2003年4月